やる夫で学ぶGoogleAnalytics

(スクリプト有)GAで本当のページ滞在時間を計測する方法

前回記事の続きです(知らないとヤバい!GAのページ滞在時間の仕組み)

要は、下記の様にGoogleAnalyticsの機能では1セッションの中で最後の滞在していたページは計測対象外となります。

GoogleAnalyticsページ滞在時間の仕組み2

そこで、上記対象外ページ(離脱ページ)に対しても、何分何秒見てくれていたかを計測する方法を記載します。

まずはスクリプトから。9行目・10行目が今回の対象スクリプトです。

setTimeoutと仮想URL(バーチャルページビューを使います。これはページの滞在時間が10秒に達したら仮想URL(/tracktime/yaruopage/10seconds)をgoogleサーバに飛ばします。なのでGAの離脱ページは滞在時間をカウント出来ない事象に対する解決策と言えますね。
ただ、懸念点としては、ページビューとして計測されてしまうので、全体PVの過去比較等をすると、このスクリプト実装後は多くなってしまいます。こちらも解決可能でして、timetrack専用のプロファイルを作成してしまえばいいんですね。全体比較でみるときは、/tracktime/を除外したプロファイルで見て、ページ単位の滞在時間を把握したい時は、新たに作成したプロファイルで見ることが可能です。


[js]
}
var _gaq = _gaq || [];
_gaq.push([‘_setAccount’, ‘UA-AAAAAAA’]);
_gaq.push([‘_setDomainName’, ‘yaruo’]);
_gaq.push([‘_setAllowLinker’, true]);
_gaq.push([‘_setCustomVar’, 1, ‘UserID’, userID, 1]);
_gaq.push([‘_trackPageview’]);

setTimeout(function() {_gaq.push([‘_trackPageview’,’/tracktime/yaruopage/10seconds’]);}, 10000);
setTimeout(function() {_gaq.push([‘_trackPageview’,’/tracktime/yaruopage/30seconds’]);}, 30000);

(function() {
var ga = document.createElement(‘script’); ga.type = ‘text/javascript’; ga.async = true;
ga.src = (‘https:’ == document.location.protocol ? ‘https://ssl’ : ‘http://www’) + ‘.google-analytics.com/ga.js’;
var s = document.getElementsByTagName(‘script’)[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
})();

</script>
[/js]

firebugでの計測イメージは下記になります。
ここでは、通常のウェブビーコン+10秒滞在で1個ビーコン飛ばす+30秒で1個ビーコンを飛ばす。
なので計3個の纏まったデータがgoogleサーバに飛んでいます。

GoogleAnalytics計測ツール

下が10秒経過時に飛ぶデータ
GoogleAnalytics計測ツール

下が30秒経過時に飛ぶデータ
GoogleAnalytics計測ツール

GA管理画面でのイメージです。
GoogleAnalytics滞在時間

明確なCVがない場合は重要ページを幾つかピックアップして、そのページに対してCVと定義してもいいかもしれません。

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