やる夫で学ぶGoogleAnalytics

GAeコマース計測の仕組み。注意点。数量と固有の購入数

GoogleAnalyticsEコマースタグ注意点仕様

GoogleAnalyticsECタグについて、今回ちょっとつまずいたケース。

同一商品を複数購入した場合、同じadditemメソッドを2個呼び出しても、
GoogleAnalytics管理画面上では、数値は2個計測されない。
additemの数量部分(utmiqtは数量を表す。)に2という表記をしなければならないわけです。

実際のタグで説明した方が分かりやすいですね。
まず下記が通常のECタグです。

[js]
<script type="text/javascript">

var _gaq = _gaq || [];
_gaq.push([‘_setAccount’, ‘UA-XXXXXXX]);
_gaq.push([‘_trackPageview’]);

_gaq.push([‘_addTrans’,
‘1234’, // 注文ID(必須)
‘Acme Clothing’, // アフィリエーションまたは店名
‘10000’, // 合計金額(必須)
‘1.29’, // 消費税額
‘5’, // 送料
‘San Jose’, // 市区町村名
‘California’, // 都道府県
‘Japan’ // 国名
]);

_gaq.push([‘_addItem’,
‘1234’, // 注文ID(必須・addTransと同一のIDをいれる)
‘DD44’, // SKU (必須)
‘yaruoT-Shirt’, // 商品名
‘yaruosiries’, // 商品カテゴリ
‘10,000’, // 商品単価(必須)
‘1’ // 個数(必須)
]);
_gaq.push([‘_trackTrans’]);

(function() {
var ga = document.createElement(‘script’); ga.type = ‘text/javascript’; ga.async = true;
ga.src = (‘https:’ == document.location.protocol ? ‘https://ssl’ : ‘http://www’) + ‘.google-analytics.com/ga.js’;
var s = document.getElementsByTagName(‘script’)[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
})();

</script>

[/js]

この場合GoogleAnalyticsではどの様に処理されるかというと、
注文IDは1234
商品番号はDD44
yaruosiriesというカテゴリの
yaruoT-Shirtという商品が
1個購入された。
金額は10,000円。
となるわけですね。

複数回購入された場合はどのようになるかというと、
javascriptでは下記のように表示する必要があります。
※additemの部分のみ記載します。
[js]
_gaq.push([‘_addItem’,
‘1234’, // 注文ID(必須・addTransと同一のIDをいれる)
‘DD44’, // SKU (必須)
‘yaruoT-Shirt’, // 商品名
‘yaruosiries’, // 商品カテゴリ
‘10,000’, // 商品単価(必須)
‘1’ // 個数(必須)
]);
_gaq.push([‘_addItem’,
‘1234’, // 注文ID(必須・addTransと同一のIDをいれる)
‘DD55’, // SKU (必須)
‘yaruo-pants’, // 商品名
‘yaruosiries’, // 商品カテゴリ
‘20,000’, // 商品単価(必須)
‘1’ // 個数(必須)
]);
[/js]

ここではyaruosiriesに加え下記が追加されます。

注文IDは1234
商品番号はDD44とDD55
yaruosiriesというカテゴリの
yaruoT-Shirtとyaruo-pants
1個ずつ購入(計2個)された。
金額は30,000円(10,000円+20,000円)
となるわけですね。

そして次が注意点です。同じ商品を2個購入した場合、下記の様に同じadditemを二つ処理させると結果として、GoogleAnalyticsは1個しか商品が購入されていないという処理になってしまいます。

[js]
_gaq.push([‘_addItem’,
‘1234’, // 注文ID(必須・addTransと同一のIDをいれる)
‘DD44’, // SKU (必須)
‘yaruoT-Shirt’, // 商品名
‘yaruosiries’, // 商品カテゴリ
‘10,000’, // 商品単価(必須)
‘1’ // 個数(必須)
]);
_gaq.push([‘_addItem’,
‘1234’, // 注文ID(必須・addTransと同一のIDをいれる)
‘DD44’, // SKU (必須)
‘yaruoT-Shirt’, // 商品名
‘yaruosiries’, // 商品カテゴリ
‘10,000’, // 商品単価(必須)
‘1’ // 個数(必須)
]);
[/js]

正しいプログラムの記述、処理方法はこちらです。
同じ商品を複数購入する場合は、数量の部分に購入しただけの個数を明記する必要があります。

[js]
_gaq.push([‘_addItem’,
‘1234’, // 注文ID(必須・addTransと同一のIDをいれる)
‘DD44’, // SKU (必須)
‘yaruoT-Shirt’, // 商品名
‘yaruosiries’, // 商品カテゴリ
‘10,000’, // 商品単価(必須)
‘2’ // 個数(必須)
]);
[/js]

1購入(トランザクション)で平均何個購入されたかを知る為には、重要な指標ですので、しっかりと計測をしたいところですね。
ちなみに、同じadditemを2つ処理させる場合でも、トータルの料金に影響はありません。実際に検証しましたので間違いないかと。

検証方法はfirebugです。デバッガーを利用すればあるサーバに飛んでいる内容がわかります。
yaruo3
システム会社・製作会社に依頼する時は注意ですね。

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